2010年04月10日

高速バス 東京−金沢間競争激化(10年3月)

 北陸の高速バス業界は、格安を売りにするツアーバスの急激な勢力拡大に加え、高速道路の新料金体系によるマイカーとの競合など価格競争に直面している。

 3月のダイヤ改正で、金沢−上野間のブルートレイン「北陸」、夜行急行「能登」の廃止により、格安のツアーバスが大増発されている。これをきかっけに東京だけでなく、名古屋や関西方面への参入も本格化しそうである。

 ツアーバス全国大手のウィラートラベルは、金沢−東京間を先着数人〜数十人限定で、ルート最安値となる3,500円となるキャンペーンをしかけ連日満席状態が続いているという。

 MKツアーランドは、定員40席のうち30席が埋まれば採算はとれるとして4月から全席、年間固定の片道3,500円で、こちらも連日ほぼ満席という。

 一方、金沢−東京で4,500円の下限運賃が決められている路線バスは苦戦している。西日本JRバスは、従来より低価格の「青春ドリーム金沢号」を新設し、片道5,000円にしたが、休日こそ満席になるものの、平日は7〜5割が埋まる程度という。

 以前から下り急行「能登」に乗車すると、大半の乗客は富山で下車してしまい、金沢まで乗り通す乗客は少なかった。このままでは、臨時急行「能登」もいつまで続くか分からない。快速に格下げし、青春18きっぷでも乗車可能としないと厳しいかも知れないが、「ムーンライト九州」のように、容赦なく廃止してしまうであろう。

 東京方面以外にもツアーバスの参入が広がっている。MKツアーランドは、9日から京都、16日から名古屋との昼便も運行を始める。ともに片道2,400円で、既存路線バスより大幅に安い。同社は4月下旬に3列シートのバスを導入するなど、ツアーバス事業をさらに強化する方針を示しており、サービス面でも競争は熱を帯びている。

参考:中日新聞HP

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2010年04月09日

余部鉄橋 7月16日ラストラン(10年7月)

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 JR山陰線の新しい余部橋梁の建設が計画以上に順調に進み、供用開始が1ヶ月前倒しの8月12日に決定した。2007年5月から始まった工事も大詰めを迎えている。
 
 3月までにコンクリート製の4本の橋脚や310メートルの橋げたは完成しており、7月中旬までに防風板やレールの設置、電気工事などが行われる。

 そして、7月17日〜8月11日の26日間は列車の運行を休止させて、旧橋から新橋の架け替え最終作業が行われる。東端で未接続の95メートルの橋げた部分は緩いS字になっており、現鉄橋側に約4メートルずらしたうえで回転させて既存の線路に接続する。これで、余部鉄橋の約7メートル山側に平行してかかる新余部橋梁が完成する。

 上記期間中は、香住−浜坂間の列車についてはバス代行が行われる。列車転落事故直後を思い出す。余部鉄橋のラストランは7月16日ということになる。

 現余部鉄橋は、西側の橋脚3本と橋げた80メートル程度のみが現在の場所に保存される予定で、その他は解体撤去される。

 ラストランイベントでは、DD51牽引の12系かキハ58系・キハ52系「あまるべロマン」、181系リバイバル特急「まつかぜ」などの運行に期待したいが・・・。

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 来春には、181系気動車特急「はまかぜ」が新型189系気動車に変わり、183系電車特急「きのさき」「北近畿」の一部に新型287系が導入されるなど但馬地域の鉄道も随分と様変わりする。

 なお、工事の様子などは、香美町ホームページに余部小学校屋上に設置されたライブカメラの映像が公開されているので、興味のある方はご覧頂きたい。こちらへ。

参考:JR西日本HP

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2010年04月04日

国鉄特急の旅 「雷鳥&まほろば」編(10年4月)

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 金沢から約30分の接続で特急「雷鳥8号」に乗り継ぐ。折角来たのだから、モーニングを食べてのんびりしたいところであるが、485系国鉄特急車両を使用する「雷鳥」はこの1本しかない。

 昨晩上野駅発車前に、中央コンコース横の食品スーパーで「半額」になっていた「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」を買った。22時30分頃だと掘り出し物が多数ある。富山名物のますの寿司の駅弁も「半額」になっていた。

 折角福井県から上野まで運ばれて販売されている弁当を北陸に持ち帰り食するのもいかがなものか思い、昼食にまわす。朝食は、美味しそうなサンドイッチがあったので、ホットコーヒーと一緒に改めて購入する。

「雷鳥8号」到着までの間に、ホームでは「サンダーバード6号」の併結作業を見物する。富山からの6両に、金沢で更に6両連結する。よく混雑する列車なのであろう。「雷鳥8号」はその救済的な列車と読み取れる。更に、元583系の419系普通電車が切り離し作業を行っている。前3両が大聖寺行き、後ろ3両が金沢止めである。223系の交直流版の新型車両の導入で引退したのではないかと思っていたが、まだ無事であった。一本前の敦賀行きは新型車両の2連であった。

 「雷鳥」は、7時03分頃大阪方から入線してくる。金沢の車両基地に姿が見えなかった筈である。多分、松任駅の留置線で一晩過ごしているのであろう。6両編成の「雷鳥」に乗車するのは初めてである。

1.クロ481−2101 グリーン ↑大阪
2.モハ485− 506 指定      
3.モハ484− 605 指定      
4.モハ485− 190 指定      
5.モハ484− 292 自由      
6.クハ481− 326 自由   ↓金沢

 自由席は最後部2両、5号車・6号車で久しぶりにクハ481が自由席となる。発車前の車内放送では、電子音「鉄道唱歌」が流れる。車掌は客室への乗務員室ドアを開けてスピーカーの音量を確認している。発車前の車内チャイムは音量確認の目的があるのかも知れない。

 直前に「サンダーバード6号」が発車した為、金沢はガラガラで発車。福井を過ぎても座席は半分も埋まらない。いつもの通りウトウトして琵琶湖が見える頃には8割方埋まっていた。485系の心地いい走りはゆり籠のような感じである。普段ならモハ(電動車)の力強いサウンドを楽しむが、最後部クハ(制御車)の為、機関車に牽引される客車のような軽い乗り心地である。

 先週、娘と一緒に訪れた比叡山を右に見て、長いトンネルを過ぎると京都乗り換え案内が始まる。京都で車掌が交替し、同じみやこ列車区の車掌2名が乗務する。どちらのチームもブルートレイン「なは」に乗務されていたベテラン車掌が放送を担当していた。

 以前は、「雷鳥」といえば大阪車掌区がその多くに乗務していた。8号も大阪の担当で、4号をみやこが担当していた。電子音「鉄道唱歌」メロディーに締めくくられ大阪に到着した。いつもの出張の旅はこれで終了であるが、今回は更に続く。奈良の観光キャンペーンにあわせ、新大阪−奈良間に運転される臨時特急「まほろば」に乗車してみる。

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 新大阪10時32分に発車し、大阪環状線、関西線を経由して奈良には11時27分に到着する。個人的には、桜井線を経由し、大和三山を眺め、奈良から京都まで直通運転する観光列車としてもらいたい。JR九州の「ゆふいんの森」が理想である。

 381系国鉄色は鉄道ファンには嬉しいが、一般の観光客には地味な車両である。エーデル展望車や旧マリンライナーなどジョイフルトレインの方が喜ばれるかも知れない。特製のヘッドマークや方向幕もシールではなく組み込まれている。やや少な目の撮り鉄に見送られて、新大阪を発車すると、電子音「鉄道唱歌」が流れ車内放送が始まる。奈良車掌区の担当である。同区は「やまとじライナー」で381系にも乗務しているが、特急乗務は初めてではなかろうか?

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 天王寺を発車すると、記念乗車証が配布される。沿線の撮影スポットと思われる某場所には大阪府警のパトカーと警官の姿があった。沿線には満開の桜や春の日差しで鮮やかな緑が目を楽しませてくれる。大和川に沿って美しい車窓が続く。

 王寺から遷都1300年マスコットキャラクターのせんと君が乗車する。最後部から乗車する為、自由席までは挨拶にまわれない。法隆寺の五重塔など斑鳩の里を見ながら、桜や菜の花の歓迎を受ける。要所要所では簡単な車窓案内も流れた。

 高架橋に入り、近代的な駅となった奈良駅に到着した。上野を発車して約12時間の旅であった。到着後はせんと君が多くの観光客の注目を浴び、写真撮影に応じていた。中々控え室に戻れない人気振りである。

 大和路線を走行する列車の多くにはせんと君のイラスト入りのヘッドマークが取り付けられている。「日本書記」によって改竄されたと言われる真の古代史に迫るべく、飛鳥や山辺の道をゆっくりと訪れてみたい。

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2010年04月03日

国鉄特急の旅 急行「能登」編(10年4月)

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 ブルートレイン「北陸」、夜行急行「能登」の引退で、東京出張の楽しみが減ってしまうのを懸念していたが、夜行急行「能登」が臨時として辛うじて存続してくれた。

 早速、臨時格下げ後の急行「能登」に乗車してみた。3月ダイヤ改正前までは金沢の489系ボンネット国鉄特急車両を使用していたが、現在は、新潟の元「ムーンライトえちご」用の485系国鉄特急車両での運転となっている。

 2日の首都圏は強風や人身事故の影響などでダイヤは終日乱れていた。上野駅地上ホームでは、常磐線の「フレッシュひたち」が16番、17番線で運転を見合わせており、帰宅を急ぐ人々が不安そうに待機していた。23時過ぎに「フレッシュひたち67号、69号」が相次いで発車し、急行「能登」は予定通り、23時15分頃16番線に入線してきた。

10年4月2日 急行「能登」↑長岡   
6.クハ 481− 347 レディスカー
5.モハ 485−1042       
4.モハ 484−1042       
3.モハ 485−1021       
2.モハ 484−1021       
1.クロハ481−1030 ↓上野・金沢

 見慣れたボンネットではなく、非貫通式運転台の「雷鳥」や「北近畿」でおなじみの顔が現れた。以前と同じクリーム色に赤のツートンカラーであるが、ボディーには艶があり、車内灯や座席モケットなどの色目の関係からか明るく感じる。

 車内には窓枠にゴミが残り、入線後に清掃が行われている。ダイヤ改正前同様に、「ホームライナー」として使用されているのであろうか?

 以前だと先頭9号車のクハ489に乗車するところであるが、先頭車はレディスカーとなった為に乗車できない。全席指定の為、スピーカー下の広い窓の11番A席を指定して座席を購入した。

 23時35分、大幅に遅れている「フレッシュひたち69号」より一足先に上野駅を発車した。車内は十数名の乗車。中には、自由席があると思って飛び乗り、やむを得ず指定券を購入する近距離客もいた。

 「美しき青きドナウ」が流れ、いつもの車内放送が流れる。「臨時急行」という冠が付いたところと編成が変わったという若干の変化はあるものの・・・。かつて、489系時代にも「美しき青きドナウ」が流れていた時代もあった。しかし、ここ数年は音源の老朽化から聞く事が出来なくなってしまっていた。同じ曲ではあるが、当時と若干音色は異なる。興味のある方は、「鉄道サウンド広場」(アーカイブス)に各種動態保存しているので確認頂きたい。

 6両編成で、全席指定席ということから車掌は1名でよさそうなものであるが、金沢列車区の車掌が2名乗務している。にもかかわらず、検札にきたのは大宮発車後しばらくしてからであった。夜遅い列車は、発車前から検札するなど配慮を行ってもらいたい。寝込んでからの検札は辛い。習慣で、大宮発車するといつも眠ってしまい、次に目が覚めるのは新清水トンネルを過ぎたあたりである。

 今回は、鴻巣近辺で起こされた為、リズムが狂う。次に目が覚めたのは越後中里の手前であった。車窓にはまだ多くの雪が残っている。上野公園などでは桜が満開に近い状態であったが、季節が逆行する。D席側は誰もいないので、座席を転換させてベッドを作る。いつもの姿勢で、爆睡する。次に目が覚めたのは親不知海岸付近である。夜が明けるのも少しずつ早くなってきた。日本海を見ながら富山県に入る。

 滑川を発車すると、おはよう放送が流れる。かつての「カッコウ」の鳴き声はなく、ビバルディーの「四季より春」の爽やかなメロディーが流れる。「皆様おはようございます。本日は4月3日ただ今の時刻は・・・」。東富山付近で、改めて富山からの乗り換え案内が流れる。車窓左側に広がる車両基地には、大糸線の定期運用から離脱したキハ52系気動車2両の姿もあった。1両は津山機関区で保存の為か姿はなかった。

 富山で多くの乗客が下車し、更にガラガラの状態で金沢へラストスパートとなる。この分だと、運転日がもう少し絞り込まれるかも知れない。新幹線高架橋と並行して市街地へ入ると、金沢到着案内が流れる。「・・・臨時急行能登をご利用いただきましてありがとうございました。またのご利用をお待ち致しております。」と「美しき青きドナウ」のメロディーで締めくくられた。北陸新幹線開業までは存続してもらいたい。

 金沢総合車両所には、先輩の489系ボンネット編成2本が後輩の到着を迎えてくれるように並んでいる。これ以外に国鉄色の特急編成が見当たらない。485系王国だった北陸の車両基地の様子も大きく変わってしまった。

 金沢到着後、入れ替るように、485系特急「北越」が発車していった。新潟のT編成で、オリジナル「鉄道唱歌」が流れる貴重な編成である。ダイヤ改正前だと乗車できたのであるが・・・。約30分の接続で、485系特急「雷鳥8号」に乗り継ぐ。

→つづく

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posted by 城崎かすみ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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