2014年07月10日

第二青函トンネル待望論!?(14年7月) 

 2016年春の開業を目前にした北海道新幹線・新青森−新函館北斗間であるが、青森県で「第2青函トンネル待望論」が急浮上しているという。折角のフル規格新幹線でありながら、青函トンネル内では高速走行できず、所要時間が長くなるためである。

 トンネル内で新幹線と貨物列車が高速走行で擦れ違うと、風圧でコンテナ破損などの危険があり、新青森−新函館北斗間149キロのうち、青函トンネルを含む82キロの区間は、在来特急並みの速度を前提にダイヤが組まれる予定である。両駅間の所要時間は高速走行なら39分だが、減速すると18分遅く57分となる。利用促進へのうたい文句が「約30分」と「約1時間」ではアピール度が大きく違う。青森県は全ダイヤの高速走行を前提に工事計画に同意し、総工費の一部約800億円を負担することから反発が大きいという。

 第二青函トンネルの建設はいかがなものかとは思うが、何とか新幹線が高速走行しながら貨物列車の運行も最小限の負担で済むような方策がないものであろうか?

参考:河北新報ニュース
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2014年07月09日

JR北海道 SL運行縮小へ(14年7月)

 9日、JR北海道の島田社長は6日に発生した特急スーパー北斗18号の車両トラブルについて陳謝すると共に、安全問題に専念するため、道内で季節や場所を変えながら行っている4種類のSL列車運行のうち、釧路―標茶間の「冬の湿原号」を除く3列車を来年度からやめる方向で地元自治体と調整を始めたと表明した。

 JR西日本も、JR福知山線尼崎付近の脱線事故直後はイベント列車の運行を自粛、縮小した経緯もあり、致し方ないかも知れない。しかし、SLを運行している為に日頃の特急車両のメンテナンスがおろそかになっているのであれば納得できるが、特急車両のトラブルとSL運行との直接の関係はないと考える。地元ローカル輸送での収益には限りがあるので、ブルートレインや観光列車の運行で北海道外を中心に一般旅行者の利用を促進していかないと更に経営が厳しくなり、次なるコスト削減と悪循環に陥ってしまうではないか。

 安全やメンテナンスを最優先課題として取り組むとトップダウンで現場に浸透させ、粛々と地道な努力をすればいいだけで、今回の社長判断には疑問が残る。

参考:時事通信ニュース
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2014年07月08日

JR東日本 山手線新駅名めぐりバトル勃発(14年7月)

 2020年、品川-田町間に山手線30番目の駅として暫定開業する新駅の名称を巡り、早くもバトルが勃発している。沿線の「高輪」「芝浦」などの地名にしようと署名活動まで始まっているという。場所は品川駅から0.9キロ、田町駅から1.3キロの地点である。線路は新幹線寄りに移設され、旧田町電車区内に駅舎が出来るようである。

 大阪市営地下鉄の谷町線は、太子橋今市、千林大宮、関目高殿、野江内代・・・など2つの地名を一緒にしたものが多い。地元の要望を聞いていると結局は新函館北斗や燕三条、岐阜羽島などのように単純に合わせ技で落ち着くというのがお決まりのパターンである。

参考:ANNニュース
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2014年07月07日

JR西日本 七尾線に観光列車投入(15年10月)

 7日、JR西日本は、2015年の大型観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン(北陸DC)」にあわせ、JR七尾線に同年10月から観光列車を新規運転開始すると発表した。

 車両はキハ48形を改造した2両編成(定員52人)を使用。デザインは、近鉄の観光特急『しまかぜ』の車両を手掛けた方々が担当し、「和と美」を表現し、北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージしたデザインにする。内装などのイメージが公開されているが、豪華な雰囲気はあるものの、のんびりと汽車旅を楽しもうというような感じではない。乗車時間もそれ程長くないからであろうが、窓枠もそのまま、座席配置も中途半端で個人的は乗ってみたいとは思わない。

 そういえば、先日広島方面からキハ48系2両が北陸方面へ回送されたという話題がネットで紹介されていたが、今回の改造タネ車だったということである。改造工期の問題もあろうが、北陸新幹線金沢開業にあわせ来春より運行できればいいのであろうが調整が遅れていたのであろう。
 

 輸送力に余裕のある「こうのとり」「くろしお」などは観光列車としてもう一工夫した車内環境が提供できないものか?北陸新幹線開業で捻出される「はくたか」用681系が「こうのとり」に転用されるかは分からないが、JR九州や近鉄のように皆が注目する列車の登場を期待したい。

参考:JR西日本HP
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2014年07月06日

JR北海道 「スーパー北斗」配電盤から煙で緊急停車(14年7月)

 6日21時45分頃、北海道のJR室蘭線・静狩-長万部駅間で、札幌発函館行き特急「スーパー北斗18号」(7両編成)が緊急停車した。

 JR北海道によると、1号車の配電盤から煙が出ており、乗客が緊急ブザーを鳴らしたという。1〜3号車の乗客を4号車以降の車両に避難させ、乗客約300人にけがなどはない。23時50分頃に運転を再開し最寄りの長万部駅で乗客を降ろし、函館まで臨時列車による代行輸送を行う。発煙トラブルのあった車両は函館運輸所に運び、原因を調べるという。

 あまりにもトラブルが多すぎ、またかと呆れてしまう。国鉄特急の181系気動車の「はまかぜ」など足は決して速くなかったが、運行上のトラブルなどあまり聞いた覚えもなく長らく現役で活躍していたのとは対照的である。メンテナンス力の差なのであろうか?
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2014年07月05日

大井川鐡道 きかんしゃトーマス運行の裏側(14年7月)

 先日、大井川鐡道で蒸気機関車「きかんしゃトーマス号」の運行について紹介した。その運行に至る裏事情が見えてきたので、紹介しよう。

 現在、日本には蒸気機関車を運行している鉄道会社は7社ある。JR北海道、JR東日本、JR西日本、JR九州、真岡鐵道、秩父鉄道、大井川鐵道である(参考文献では6社となっており、JR西日本が抜けている)。このうち、トーマスに似た小型機関車は、JR北海道のC11形、大井川鐵道のC11形とC12形、真岡鐵道のC11形とC12形がある。C11形はトーマスの雰囲気にピッタリ。トーマスなら世界中から集客を見込める。3社とも名乗りを上げたはずである。では、なぜ大井川鐵道に決まったのか?

(1)きっかけの立役者の存在
 「きかんしゃトーマス」は、複数の電鉄会社がラッピングトレインを走らせている。中でも富士急行と京阪電鉄は実績が多い。京阪電鉄は同社の3000系を大井川鐡道に譲渡したこともあり縁が深い。その関係で、京阪電気鉄道がソニー・クリエイティブプロダクツに大井川鐵道を紹介した。

(2)集客低下に悩む大井川鐵道の事情
 大井川鐵道はSL列車の観光収入で普通列車の赤字を埋めるという経営体質である。しかし近年、SL列車の集客が鈍っていた。その理由は二つ。JR東日本のSL復活と観光バスの制度変更である。

(3)完全民営、自社工場ならではの素早い対応能力
 大井川鐵道のトーマスは、C11 227号機の塗装を変更している。さらにヘッドライトの位置をトーマスの顔の左下に移動している。ヘッドライトは安全保安部品であるから、改造にはお役所の認可が必要である。客車もオレンジに塗り替えた。営業運転時は座席にはトーマスと仲間たちを描いたヘッドカバーが装着される予定であるが、これも改造と見なされ、難燃素材を使うなど条件があり、認可が必要だという。

 旅客営業用の車両を改造すると、監督官庁の審査が必要になる。そして、鉄道会社の運営が第3セクターになると、車両の改造についての決済も時間をがかかる。あるいは反対意見があって進まない。その点、完全なる民間企業の大井川鐵道は動きが早かった。

(4)過去の実績
 2013年、大井川鐵道は実験的にC11形を青く塗り、大きな目玉を付けた「SLくん」を運行した。この試みは、子どもには好評だったようだ。しかし、保存鉄道としてのSLを好む鉄道ファン層や年配の旅行者層からは不評だった。2007年にタイから帰還したC56形をタイ国鉄時代の緑色にしたときも賛否両論あったという。

 日本国鉄型のSLは黒。この呪縛は他のSL運行会社にもあるだろう。しかし、大井川鐵道の「SLくん」の試みは、トーマス関係者にとって「柔軟に対処できる鉄道会社」と感じられたようだ。まがい物の青いSLを走らせるくらいなら、トーマスを走らせてもらいたい。これは、トーマス関係者だけではなく、トーマスファン、鉄道ファンにも同感できる部分である。

 SL集客の落ち込み、試行錯誤の試み。そんな大井川鐵道にとって、トーマスの話は絶好のチャンスだったはずである。すでにトーマス列車は今年の運行日すべてが満席である。同社がトーマス列車の運行を発表し、6カ月前から予約受付を開始した時点で、すぐに席は埋まった。大井川鐵道はトーマス列車について、「3年間の夏季」契約をしているという。今年、トラブルがなく無事に成功すれば、あと2年間は大井川鐵道でトーマスに会えるだろう。

参考:Business Media 誠
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2014年07月04日

JR北海道 安全優先のダイヤ改正(14年8月)

 4日、JR北海道は、8月30日にダイヤ改正を実施すると発表した。メンテナンス体制の強化を目的としたダイヤ見直しの一環で、最高速度の引下げとカーブ通過速度の抑制などを行う。

 最近全国的なダイヤ改正は3月に行われるが、各地域ごとの改正は7月や12月など一般に繁忙時前に少し余裕を持って実施するのが一般的である。今回のように観光シーズンも終わり、多客輸送時期が一段落する時期に実施するのも珍しい。

 というのも、一般にダイヤ改正というと高速化が目玉となるのであるが、今回は逆行して、スピードを犠牲にするということも影響しているかも知れない。その代わりに接続を改善し、乗り継いで長距離を移動する際のトータル所要時間が大きく伸びないよう見直しが行われる。

 一例でいうと、札幌〜帯広間の特急『スーパーとかち』は、最高速度を現在の130km/hから120km/hに引き下げ、同時にカーブの通過速度も抑える。これにより平均所要時間が現在より9分増えて2時間45分に。

 札幌〜稚内間の特急『スーパー宗谷』はカーブの通過速度を抑え、平均所要時間は2分増の5時間6分。

 札幌〜新千歳空港間の快速『エアポート』は最高速度を120km/hに引き下げ、所要時間が現在より1分長い37分になる。

 『スーパー宗谷』『とかち』で使用されるキハ261系気動車は、車体下の空気バネの空気量を調整し、車体を傾ける車体傾斜装置を採用している。これによりカーブでも速度を落とさずに走ることができる。今回のダイヤ改正では、車両や軌道への負担軽減と空気供給機器のトラブル防止を図るため、車体傾斜装置の使用を中止し、カーブでの走行速度を抑えるという。同車両の特徴とも言える振り子機能を封印してしまうのは勿体ないが、致し方ない。

 かつては優秀な技術力とメンテナンス力で安全化、高速化、快適化を実現してきたが、ここへきて、その信頼性が揺らぎ、今回の改正となるのは残念であるが、安全が最優先であるから経営判断としては評価したい。一方で更なる改善とメンテナンス強化で再び安心して高速運転が再開できる日が来ることを期待したい。

 ちなみに、国鉄時代から使用している711系電車30本は、今回のダイヤ改正で16本が721系電車に置き換える。残り14本も本年度中に順次置き換えられる。先月北海道を訪れた際、まだ各所で同系列を目撃し、意外とまだ残っているものだと思ったが、今なお現役で活躍できるというのも国鉄車両の優秀さを証明しているようである。

参考:JR北海道HP
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2014年07月03日

兵庫県議 城崎温泉・佐用に何の用?(14年7月)

 兵庫県議の珍会見がメディアでも話題となっている。彼は、2日に1回以上に当たる年間195回もの日帰り出張をし、約300万円の交通費が「要請陳情等活動費」という名目で県から支給されている。

 その内訳は、兵庫県の城崎温泉駅が106回、佐用駅が62回、県外では、博多駅が16回、東京都内が11回だった。城崎温泉といえば観光関連の視察かと思いきや観光協会幹部によると面識はないというし、何が目的だったのだろうか?単に個人的に入浴の為に行っていただけではないかと疑いたくなる。

 また、佐用が良く分からない。智頭急行と姫新線が交差する町で、特に観光や見どころがあるかというと年間62回も行きたくなるような名所は思いつかない。町の南部には「SPring-8」と呼ばれる世界最高性能の大型放射光施設が存在するので、科学系の調査でも行っていたのであろうか?記者会見では、「高齢者問題は、わが県のみ…ウゥアアア…わが県のみなら…ウアアア…わが県のみならず、西宮…日本人の問題じゃないですか!」と全く科学とは縁がなさそうな感じであった。知人でも会いに行っていただけなのか?

 記者会見と言いながら、明確な説明がないので、このような憶測が広まってしまうのである。同じ県民として恥ずかしい。
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2014年07月02日

大井川鐡道 きかんしゃトーマス運行(14年7月)

 静岡県の大井川鐡道は、保有する蒸気機関車C11 227に「きかんしゃトーマス」の意匠を施し、「きかんしゃトーマス号」として7月12日〜10月12日の指定日に、新金谷〜千頭を1日1往復運行する。

 きかんしゃトーマスの母国イギリスでは"Day out with Thomas"という名称で以前より運行されているが、アジアでは初めての運行となる。京阪電車などのラッピングトレインや遊園地の遊具と違い、本物の蒸気機関車のトーマスはテレビ番組以上に見ごたえがある。トーマスファンなら乗ってみたいであろう。予約はほぼ満席状態という。

 とは言っても、鉄道ファンからすると貴重な本物の蒸気機関車はオリジナル+旧型客車のまま走行させて欲しい。どうしても「トーマス号」が必要ならば、東京ディズニーランドのウエスタンリバー鉄道の蒸気機関車のように新規で作って貰いたいところではある。

 いつまでもオールドファンの年輩客頼みではなく、ファミリー客の取り込みも必要であり、今回の企画は意外と大ヒットするかも知れない。車内放送もトーマスの声で行われているようで、新たな観光鉄道としての飛躍に期待したい。
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2014年07月01日

楽天トラベル 国内夏の旅行動向(14年6月)

 30日、大手旅行サイト「楽天トラベル」を運営する楽天は、夏の旅行動向を発表した。

 都道府県別行き先伸び率では、愛媛県がランキング1位に輝いた。同サイトで予約した夏休み期間(7月15日〜8月31日)の愛媛の予約宿泊者数(延べ数)は6月19日時点で前年比66.9%上昇。昨年の26位(13.5%増)から躍進した。四国エリアは好調で、2位も47.1%上昇の高知県である。

 四国霊場開創1200年で遍路が注目を浴びているほか、瀬戸内しまなみ海道でのサイクリング人気が向上がその要因という。「今治・しまなみ海道エリア」は、本屋大賞を受賞した小説「村上海賊の娘」の効果もあり77.3%増加したのが大きい。

 あくまでも伸び率のランキングであるが、地味な四国がトップになっているのは意外であった。新アトラクションのオープンで注目のUSJ絡みで京阪神の方がはるかに注目度は高いであろう。しかし、宿泊施設のキャパや、昨年の稼働率、客室数の伸びなどから単純に伸び率だけでランキングされると、大阪や東京などは不利である。
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