「リフレッシュパークゆむら」を後にし、国道9号線を横切り、立派な温泉旅館脇の小道を下る。木陰には雪が残り、お互いふざけて雪合戦。ドラマに出てきそうな石段をおりる。道端には古風な土産物店やスナックが軒を連ねる。坂を降りきると、公衆浴場や土産物店がならぶ賑やかな通りに出た。城崎とは違い、何となく鄙びた温泉街といった風情である。ドンよりとした天候や閑散とした静けさが余計にそう感じさせる。
土産物店の軒先に番犬ならぬ銅像の番牛(実物大)が横になっている。但馬牛のふるさとでもある。98度の熱湯が湧き出る「荒湯」はすぐそばである。土産物店でネットに入った生卵3個入り(150円食塩付)を買う。荒湯で温泉たまごを作る。数分間熱湯に浸している間、夢千代像や各種手形のレリーフを鑑賞する。夢千代役の吉永小百合さんや著名人の手形が多数ある。たまごは、適度に殻を割り、半熟状態で塩をかけ、ずるっつと飲み込むように食べる。スイミング後の為、この塩が何とも旨い!
16時35分発、全但バスで浜坂駅へ向う。約25分間で浜坂へ到着。都会では夕方の帰宅ラッシュ時間帯であるが、キヨスクは閉店、1名しかいない駅員も業務用荷物受け取りの為窓口を離れており、しばらく待機する。2番線には豊岡行、3番線には鳥取行の2両編成のワンマンカーがそれぞれ乗客を待つ。駅員が戻り改札を受けて列車に乗り込む。先頭車には、「かにカニエクスプレス」のヘッドマークが付いている。
辛うじて車窓が見えるか見えないかといった暗闇の中を余部鉄橋を渡る。沖合いには漁火が見える。2人でここを渡るのは昨年8月以来である。
無事に渡り終え、今晩の宿泊地「柴山駅」に降り立った。かにの本場である。さあ!今晩は「大野屋」で、かにカニ合戦だ〜!



