2014年07月09日

JR北海道 SL運行縮小へ(14年7月)

 9日、JR北海道の島田社長は6日に発生した特急スーパー北斗18号の車両トラブルについて陳謝すると共に、安全問題に専念するため、道内で季節や場所を変えながら行っている4種類のSL列車運行のうち、釧路―標茶間の「冬の湿原号」を除く3列車を来年度からやめる方向で地元自治体と調整を始めたと表明した。

 JR西日本も、JR福知山線尼崎付近の脱線事故直後はイベント列車の運行を自粛、縮小した経緯もあり、致し方ないかも知れない。しかし、SLを運行している為に日頃の特急車両のメンテナンスがおろそかになっているのであれば納得できるが、特急車両のトラブルとSL運行との直接の関係はないと考える。地元ローカル輸送での収益には限りがあるので、ブルートレインや観光列車の運行で北海道外を中心に一般旅行者の利用を促進していかないと更に経営が厳しくなり、次なるコスト削減と悪循環に陥ってしまうではないか。

 安全やメンテナンスを最優先課題として取り組むとトップダウンで現場に浸透させ、粛々と地道な努力をすればいいだけで、今回の社長判断には疑問が残る。

参考:時事通信ニュース
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2014年07月08日

JR東日本 山手線新駅名めぐりバトル勃発(14年7月)

 2020年、品川-田町間に山手線30番目の駅として暫定開業する新駅の名称を巡り、早くもバトルが勃発している。沿線の「高輪」「芝浦」などの地名にしようと署名活動まで始まっているという。場所は品川駅から0.9キロ、田町駅から1.3キロの地点である。線路は新幹線寄りに移設され、旧田町電車区内に駅舎が出来るようである。

 大阪市営地下鉄の谷町線は、太子橋今市、千林大宮、関目高殿、野江内代・・・など2つの地名を一緒にしたものが多い。地元の要望を聞いていると結局は新函館北斗や燕三条、岐阜羽島などのように単純に合わせ技で落ち着くというのがお決まりのパターンである。

参考:ANNニュース
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2014年07月07日

JR西日本 七尾線に観光列車投入(15年10月)

 7日、JR西日本は、2015年の大型観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン(北陸DC)」にあわせ、JR七尾線に同年10月から観光列車を新規運転開始すると発表した。

 車両はキハ48形を改造した2両編成(定員52人)を使用。デザインは、近鉄の観光特急『しまかぜ』の車両を手掛けた方々が担当し、「和と美」を表現し、北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージしたデザインにする。内装などのイメージが公開されているが、豪華な雰囲気はあるものの、のんびりと汽車旅を楽しもうというような感じではない。乗車時間もそれ程長くないからであろうが、窓枠もそのまま、座席配置も中途半端で個人的は乗ってみたいとは思わない。

 そういえば、先日広島方面からキハ48系2両が北陸方面へ回送されたという話題がネットで紹介されていたが、今回の改造タネ車だったということである。改造工期の問題もあろうが、北陸新幹線金沢開業にあわせ来春より運行できればいいのであろうが調整が遅れていたのであろう。
 

 輸送力に余裕のある「こうのとり」「くろしお」などは観光列車としてもう一工夫した車内環境が提供できないものか?北陸新幹線開業で捻出される「はくたか」用681系が「こうのとり」に転用されるかは分からないが、JR九州や近鉄のように皆が注目する列車の登場を期待したい。

参考:JR西日本HP
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2014年07月06日

JR北海道 「スーパー北斗」配電盤から煙で緊急停車(14年7月)

 6日21時45分頃、北海道のJR室蘭線・静狩-長万部駅間で、札幌発函館行き特急「スーパー北斗18号」(7両編成)が緊急停車した。

 JR北海道によると、1号車の配電盤から煙が出ており、乗客が緊急ブザーを鳴らしたという。1〜3号車の乗客を4号車以降の車両に避難させ、乗客約300人にけがなどはない。23時50分頃に運転を再開し最寄りの長万部駅で乗客を降ろし、函館まで臨時列車による代行輸送を行う。発煙トラブルのあった車両は函館運輸所に運び、原因を調べるという。

 あまりにもトラブルが多すぎ、またかと呆れてしまう。国鉄特急の181系気動車の「はまかぜ」など足は決して速くなかったが、運行上のトラブルなどあまり聞いた覚えもなく長らく現役で活躍していたのとは対照的である。メンテナンス力の差なのであろうか?
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2014年07月05日

大井川鐡道 きかんしゃトーマス運行の裏側(14年7月)

 先日、大井川鐡道で蒸気機関車「きかんしゃトーマス号」の運行について紹介した。その運行に至る裏事情が見えてきたので、紹介しよう。

 現在、日本には蒸気機関車を運行している鉄道会社は7社ある。JR北海道、JR東日本、JR西日本、JR九州、真岡鐵道、秩父鉄道、大井川鐵道である(参考文献では6社となっており、JR西日本が抜けている)。このうち、トーマスに似た小型機関車は、JR北海道のC11形、大井川鐵道のC11形とC12形、真岡鐵道のC11形とC12形がある。C11形はトーマスの雰囲気にピッタリ。トーマスなら世界中から集客を見込める。3社とも名乗りを上げたはずである。では、なぜ大井川鐵道に決まったのか?

(1)きっかけの立役者の存在
 「きかんしゃトーマス」は、複数の電鉄会社がラッピングトレインを走らせている。中でも富士急行と京阪電鉄は実績が多い。京阪電鉄は同社の3000系を大井川鐡道に譲渡したこともあり縁が深い。その関係で、京阪電気鉄道がソニー・クリエイティブプロダクツに大井川鐵道を紹介した。

(2)集客低下に悩む大井川鐵道の事情
 大井川鐵道はSL列車の観光収入で普通列車の赤字を埋めるという経営体質である。しかし近年、SL列車の集客が鈍っていた。その理由は二つ。JR東日本のSL復活と観光バスの制度変更である。

(3)完全民営、自社工場ならではの素早い対応能力
 大井川鐵道のトーマスは、C11 227号機の塗装を変更している。さらにヘッドライトの位置をトーマスの顔の左下に移動している。ヘッドライトは安全保安部品であるから、改造にはお役所の認可が必要である。客車もオレンジに塗り替えた。営業運転時は座席にはトーマスと仲間たちを描いたヘッドカバーが装着される予定であるが、これも改造と見なされ、難燃素材を使うなど条件があり、認可が必要だという。

 旅客営業用の車両を改造すると、監督官庁の審査が必要になる。そして、鉄道会社の運営が第3セクターになると、車両の改造についての決済も時間をがかかる。あるいは反対意見があって進まない。その点、完全なる民間企業の大井川鐵道は動きが早かった。

(4)過去の実績
 2013年、大井川鐵道は実験的にC11形を青く塗り、大きな目玉を付けた「SLくん」を運行した。この試みは、子どもには好評だったようだ。しかし、保存鉄道としてのSLを好む鉄道ファン層や年配の旅行者層からは不評だった。2007年にタイから帰還したC56形をタイ国鉄時代の緑色にしたときも賛否両論あったという。

 日本国鉄型のSLは黒。この呪縛は他のSL運行会社にもあるだろう。しかし、大井川鐵道の「SLくん」の試みは、トーマス関係者にとって「柔軟に対処できる鉄道会社」と感じられたようだ。まがい物の青いSLを走らせるくらいなら、トーマスを走らせてもらいたい。これは、トーマス関係者だけではなく、トーマスファン、鉄道ファンにも同感できる部分である。

 SL集客の落ち込み、試行錯誤の試み。そんな大井川鐵道にとって、トーマスの話は絶好のチャンスだったはずである。すでにトーマス列車は今年の運行日すべてが満席である。同社がトーマス列車の運行を発表し、6カ月前から予約受付を開始した時点で、すぐに席は埋まった。大井川鐵道はトーマス列車について、「3年間の夏季」契約をしているという。今年、トラブルがなく無事に成功すれば、あと2年間は大井川鐵道でトーマスに会えるだろう。

参考:Business Media 誠
posted by 城崎かすみ at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 民鉄・3セク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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