2014年06月24日

北海道の旅17(14年6月)

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 和歌山を発車すると、電子音の「鉄道唱歌」チャイムが流れ、交替した新宮列車区の車掌により始発駅と同じ詳しい車内の案内、停車駅到着時刻等の案内が行われる。

 日根野の381系のチャイムは「雷鳥」などと同じタイプの電子オルゴールが搭載されており、「鉄道唱歌」の他にも「ラバースコンチェルト」やオリジナルの「途中駅チャイム」「鳥なしチャイム」など複数の選択ボタンがあるのだが、一度も「鉄道唱歌」以外聞いたことがない。「くろしお」では、各駅チャイムも珍しくないので、色々なチャイムを使用すればよさそうなものであるが、「鉄道唱歌」にこだわる理由が分からない。個人的には「鉄道唱歌」が一番好きなので、「途中駅チャイム」が流れるよりは大歓迎である。福知山車掌区が担当していた183系特急(電子チャイム搭載編成時)では、始発・終着でもほとんど「途中駅チャイム」であった。

 和歌山市街を過ぎると、「鉄道唱歌」チャイムが流れ、海南到着案内が流れる。今日は狙い通り各駅チャイムの日である。海南を出ると、ようやく海岸へ出る。朝は日本海を見ながらの車中であったが、夕方は太平洋と贅沢な旅である。紀伊田辺では車内販売が下車する。平日ということで観光客は少なく、用務客の多くはここで下車。自由席の車内は高校生の団体がメインとなるが、帰りということで疲れて皆眠っている。

 海沿いをしばらく走行し、また内陸へ入ったりを繰り返しながら列車は南下していく。やがて、本州最南端の駅串本に到着。高校生の団体が下車し、車内は閑散となる。車窓には橋杭岩が大島に向かって伸びる。白浜までは何度か訪れたが、以南は何年ぶりであろうか?北海道と同じく10年ぶりくらいかも知れない。かつて紀勢本線の普通列車には12系や165系といった快適な急行型車両が使用され、夜行列車もあった。さらに新宮以東は50系客車やキハ58系快速「みえ」、臨時夜行列車もあった。その頃には青春18きっぷを使って紀伊半島の旅に毎回出かけていた。今ではロングシートの105系など汽車旅を楽しむ環境ではなく、すっかり足が遠のいた。

 近大マグロはすっかり有名になったが、紀伊浦神の入江の様子や紀伊勝浦や那智など昔の記憶と変わらない。紀伊佐野手前に郊外型複合商業施設が出来ていた以外は当時の記憶通りで、直線的な海岸線が現れると終点新宮である。

 今夜の宿は、駅の正面の「ビジネスホテル美郷」である。外見は古いが内装はきれいで、ツインルームのシングルユースである。

 散歩を兼ねて、近くのスーパーまで出かける。大きなスーパーであるが、19時過ぎで閑散としている。地方は夜が早いということもあろうが、郊外の商業施設などの影響で客数が減少しているのかも知れない。鮮魚売場に行ってみると、担当者が片付けを行っており、海鮮丼が半額に見切られている。半額とは言え、鮮度はまだいいように思う。ホテルで食べると、東京、札幌で食べた海鮮丼弁当よりはおいしかった。網走のホテルは有線LANであったが、今夜は無線WIFIで、パソコンで一仕事済ませる。最近はどのホテルでもネット接続ができ、長期休暇中でも浦島太郎にならずに済む。

−つづく−
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2014年06月23日

北海道の旅16(14年6月)

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 大阪へ到着後、昼食と一服。自宅へは戻らない。再度東海道線上り普通電車で新大阪へ。15時00分発特急「くろしお17号」で新宮へ向かう。本来は、今回の旅にあたって、乗っておきたい列車、路線をピックアップし、北海道への往路に紀勢本線を経由する予定であった。しかし、急遽「トワイライトエクスプレス」に乗車することになり、スケジュール上、紀勢本線を経由しての北海道行は不能となった。しかし、復路、大阪を通過しそのまま紀勢本線を南下することは可能である。札幌から熊野市までの乗車券を発券し、有効期間は10日間あるが、一気に旅を続けることにした。今回は無理して連休を取得したが、次はいつまとまった休みが取れるか分からない。

 14時50分に、新宮からの特急「くろしお18号」が新大阪駅に到着予定であるが、その列車が折り返し「くろしお17号」になる訳ではない。到着後、すぐに回送として京都方へ引き上げ、15時ぎりぎりに「くろしお14号」で到着した編成が回送で入線してくる。発車まで慌ただしく、全員が着席し終わらないうちに動き出す。381系国鉄特急車両で運行される貴重な列車の一つである。電子音に変わってしまい、やや残念な「鉄道唱歌」チャイムが流れ、車内放送が始まる。この列車の担当はみやこ列車区の担当で、和歌山まで乗務する。かつてみやこ列車区は新宮まで乗務していたが、白浜までの乗務と新宮行では、天王寺、和歌山など途中で交替するようになった。和歌山からは新宮列車区の車掌が担当する。新宮列車区もかつては1往復新大阪まで乗務していたが、和歌山で交替するようになった。

 昼過ぎの中途半端な時間とあって、天王寺を発車しても自由席車内は半分以上が空席である。三国ヶ丘を通過すると右側に森の様な小高い丘が見える。かつて仁徳天皇陵とも言われていた大仙古墳である。関西空港連絡線が分岐する日根野も通過し、県境の峠を登っていく。やがて和歌山県へ入りトンネルを過ぎると視界が開け紀ノ川を中心に平野が開けてくる。徐々に山を下り、紀ノ川鉄橋が近づくと、「鉄道唱歌」チャイムが流れ、和歌山到着案内、乗換案内が行われる。半数近くの乗客が席を立つ。

 和歌山からは高校生の団体が顧問付き添いで乗車してきた。串本で下車していったが、団体割引が効くわけであるから指定席を利用してもらいたいものである。たまたま自由席は閑散としていたからいいようなものの、白浜などへいく観光客と鉢合わせになったりしようものなら、生徒たちは可哀想だし、皆が迷惑を被ることになる。

−つづく−
 
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2014年06月22日

北海道の旅15(14年6月)

 敦賀を発車すると鳩原ループ線の案内が行われ、一周し再び下り線と合流するあたりまで、車掌さんによる実況解説が続く。長いトンネルを過ぎると滋賀県、車内放送でも県境を通過するごとに案内が行われる。北陸本線から分岐して湖西線へと入る。しばらくすると琵琶湖に沿って走行する。琵琶湖と比良山地についての案内が流れ、大津京で最後の運転停車。特急サンダーバードが先を急ぐ。

 大津京を出て、長いトンネルを出ると京都府である。懐かしいオルゴールの音色が聞こえてきた。「ハイケンスのセレナーデ」であるが、電子音ではなくオリジナルタイプのものである。ずっと1号車の車掌室から放送が行われているので、同じ電子音のチャイムが流れるはずなのであるが、2種類存在するのだろうか?往路の「北斗星」も同様であった。謎は残るが、旅の終盤に思わぬサプライズであった。京都ではまとまった下車があったのであろう。車掌さんのコメントにも終着駅同様の御礼が付け加えられた。

 京都を出ると、大阪発札幌行の「トワイライトエクスプレス」と間もなくすれ違うとのアナウンスがある。向こうの乗客は始まったばかりの旅に気分も高揚しているであろうが、こちらは夢から現実へと戻っていく対照的な心理状態であろう。食堂車クルーは大阪から札幌まで乗務し、その日のうちに大阪まで引き続き乗務する。1往復で週間所定労働時間+αであるから、大変な激務である。車内にはクルー専用の寝台区画もあるが3段寝台で、仮眠時間もわずかという。

 新大阪を出ると、最後のアナウンスが流れる。乗換案内が簡単に行われ、淀川の鉄橋を渡ると「いい日旅立ち」のメロディーが流れ、23時間近い日本一のロングラン汽車旅は終了した。

 本来なら、これで、「北海道の旅」は終了のはずであるが、実はこのまま自宅へ戻るわけではない。

−つづく−
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2014年06月21日

北海道の旅14(14年6月)

 敦賀駅では、車掌さんもカメラマンとなり乗客の記念撮影を行ったり、自ら一緒に被写体になったりと大忙しである。機関車連結作業は先ほど展望車を清掃していた作業服姿の駅係員が行う。ヘルメットをかぶっていたので気が付かなかったが、女性である。手旗で機関車の誘導をし、静かにEF81が展望スイートの車両に連結された。いよいよラストスパートである。

 日本海から分水嶺を越えて滋賀県へ抜ける為、敦賀を出ると、上りの急勾配となる。まっすぐには上れないので、円を描くようにゆるやかに山を登っていくループ線がこれから通過する鳩原ループ線である。車内からその様子がわかりやすいことから車内では詳しい案内が行われた。敦賀駅を発車する際に、市内に聳える紅白の2本の煙突を覚えておくと分かりやすいと解説される。鉄道ファンならずとも興味深い鉄道模型の様なレイアウトは必見である。



−つづく−

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2014年06月20日

北海道の旅13(14年6月)

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 目が覚めると、柏崎を通過したあたりである。外はすでに明るい。ちょうどタイミングよく日本海が見えてきた。発電所の煙突を遠目に見ながら、トンネルをいくつか過ぎると、鯨波、青海川など美しい海沿いに走行する。6時20分頃、札幌発車後以来の電子音の「ハイケンスのセレナーデ」のオルゴールが流れ、おはよう放送が始まる。最後に、「上越市は・・・合併し・・・上杉謙信の・・・春日山・・・」と観光ガイドも付け加えられた。

 食堂の案内放送に続き、トワイライトエクスプレス運行25周年の歴史が紹介され、記念のスタンプがサロンに設置されている旨案内が行われた。立派なスタンプ台紙(A4サイズ)が用意され、トワイライトエクスプレスの停車駅のスタンプ+25周年の特製スタンプが押せるようになっている。スタンプを押した後で、車掌さんに日付とサインをしてもらうと立派な乗車証明書になる。併せて、トワイライトグッズの中からクリアファイルを購入して皺にならないよう持ち帰るのがベストであろう。
 
 糸魚川通過時には、中央構造線や姫川の案内、さらには親不知・子不知の案内、黒部川、富山湾、立山など要所要所で車窓案内が行われる。富山を過ぎると、サンダーバードの運行区間内で、生活圏内に戻ってきた感じになる。アピタや平和堂など馴染の深いスーパーなどの看板も目立つ。北陸新幹線の高架橋を左に右に見ながら富山県から石川県へ。当然車内には倶利伽羅峠の案内が流れる。

 富山、金沢など主要駅でも停車時間はわずかである。先を急ぐわけでもないので、駅そばくらい食べられる程度停車してもよさそうなものであるが、これから芦原温泉、敦賀、大津京などでサンダーバードの待避や機関車交換でまとまった停車があるので、極力無駄な停車時間は省きたいのであろう。加賀温泉手前では加賀温泉郷と加賀観音の案内が流れる。やがて福井県である。福井到着案内では、例によって「福井市は・・・」と付け加えられる。

 北陸トンネルに入る前には、「このトワイライトエクスプレスは、日本で一番長い青函トンネルと二番目に長い北陸トンネルを通過する列車です・・・」と紹介された。世の中にはナンバー1は多数あり、知名度は高いが2番目は意外と知られていない。やはり2番じゃダメなのである。

 日本で一番高い山は?富士山であることは小学生でも知っている。一番低い山は大阪港に近い天保山であることも広く知られている。では、2番目に高い山は?2番目に低い山は?

 敦賀では機関車交換の為、20分弱停車する。洞爺駅以来の屋外散歩である。列車の編成を控える。

14年6月6日 第8002列車 特急トワイライトエクスプレス
DD51−1137 札幌−五稜郭
DD51−1143 札幌−五稜郭
1.スロネフ25−501
2.スロネ 25−501
3.スシ  24−  1
4.オハ  25−551
5.オハネ 25−523
6.オハネ 25−522
7.オハネ 25−511
8.オハネ 25−561
9.オハネフ25−501
電.カニ  24  12
EF81−113 青森−敦賀
EF81− 43 敦賀−大阪 

敦賀駅では、多くの乗客が機関車付近で記念撮影を行っている。展望スイートでは、駅係員がデッキブラシで汚れた窓ガラスを清掃している。展望が売りのスイートであるから汚れはご法度である。

−つづく−
posted by 城崎かすみ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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